- てば
- I
てば(連語)〔完了の助動詞「つ」の未然形「て」に接続助詞「ば」の付いたもの〕「…たならば」「…ているならば」の意を表す。II
「わがよはひ君が八千代にとりそへてとどめおき~思ひいでにせよ/古今(賀)」
てば〔「と言えば」の転。 話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。 「ん」で終わる語に付く場合以外は, すべて「ってば」の形をとる〕※一※ (係助)体言または体言に準ずるものに接続する。 親しみや非難の気持ちをこめて, 話題として提示するのに用いる。 …たら。「兄さん~, 私をぶつのよ」「中村さん~, あの人ぐらいめんどうみのいい人はいないね」
※二※ (終助)文末にあって種々の語に付く。 じれったい気持ちをこめて, 呼びかけるのに用いる。III「お母さん, はやくっ~」「はやく来ないと, 行列が過ぎちゃうっ~」
てば【手羽】鶏の, 羽のつけ根の部分の肉。 脂肪が少なく柔らかい。 手羽肉。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.